森林浴とは、シンプルに森の中でゆっくり歩いたり、ゆったりとした時間を過ごすこと。
例えば、日光浴は太陽の下で、海水浴は海で楽しい時間を過ごすように、森林浴も森の中で良い時間を過ごす、ということになります。
古来から、私たちは森の中で時間を過ごしたり愛でることはしてきました。
ただ、ストレス社会に突入した1980年代前半、当時の林野庁長官が、ストレスに対する処方箋・予防策の一つとして、はじめて「森林浴」という言葉が使われたことがきっかけで、その後「森林浴」が定着していきました。
森に入ると、とても清々しい気持ちになるのは、これまで私たちの多くが感じてきましたが、1990年代に入り、世界でも先駆けて森林浴を医学、生理学、心理学などの科学的な手法を用い実験研究が行われ、森林浴は心と身体の健康効果があると実証されたのです。
その後、「Shinrin-yoku」として世界共通語になりましたが、ニューノーマルな時代に突入した今、国際的にもこれまで以上に注目されるようになってきています。