ライター/ 執筆
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【命を懸けて創業50年とこれまで】

来月、父が経営する会社が手掛けたホテルがオープンすると、兄のブログで先日知りました。これまでの道のりを知る私にとっては感無量、めちゃくちゃ嬉しい気持ちでした。

父は、23歳で会社、太閤木下建設株式会社を立ち上げ、今年で創業50年を迎えます。
創業時の思いは、ただただ貧乏から脱出したい、そんな思いで福井から大阪に一人やって来たと聞いています。

https://www.taiko-net.co.jp/

当時は、基礎建設工事を主にしていたことから、その頃会社に遊びに行くと、土方(どかた)の強面(こわもて)のおじさんがたくさん出入りしていたのをよく覚えています。
父も土日関係なく、よく作業着を身に着け、一生懸命働いていた姿がありました。

父の会社が立ちあがった1970年は、ちょうど高度成長期の真っただ中で、同じように起業や会社を始める人達もたくさんいて、輝く未来を夢見て、人々にも活気があった時代でした。

ちょうど兄もその年に生まれました。

ただ、長く続く会社はほんの一握り……。
会社を経営、継続していくことは、そんな甘いことではありませんでした。

私が小学校低学年の頃、夕食を囲む家族の食卓では
「小切手不渡り」
「倒産 夜逃げ 家族が蒸発」
というキーワードが父と母の会話で飛び交うようになりました。

そう、下請け会社や知り合いの会社が、そんな状況に追い込まれることが多々あり、私たち家族にとっても、他人ごとではありませんでした。

食卓で、事業を進めるアプローチについて、父と母の意見の相違から、頻繁に大喧嘩になることもありました。父は、理性では抑えきれない感情で、夕食のテーブルをひっくり返し、あつあつのご飯やお味噌汁は床に飛び散り、台無しに……。
みんながいなくなった食卓で、母は目に涙を浮かべながら無言で、独り割れたお茶碗を拾う姿がありました。

ふすまの奥からこわごわと見ていた私は、
父と母は、一緒の会社で働くのではなく、別々の会社で働くサラリーマンでいてほしい……
と心の中で泣きながら何度切望したことかわかりません。

家に帰ると、お母さんがいつも待ってくれていて、夕方5時半には夕食の焼き魚とお味噌汁においが台所からする家庭がうらやましく思うこともありました。

私の母は、専務兼総務をしていたので、月末や決算になると、帰りが特に遅くなり、お兄ちゃんと二人でよく近所のモスバーガーに買いに走り、夕食に食べたのを覚えています。

でも、そのお陰で料理を自分で始めたのも早く、今では料理するのが大好きになりました。
また、いくら夜遅く帰宅しても、翌日は朝早くから暖かい朝食や美味しいお弁当を作ってくれた母がいました。母が作るお弁当は、家庭科の先生も興味を持つほど、いつもバランスの取れたおかずがたくさん並んでいました。

父は、
「家族よりも会社が大切、従業員とその家族の命を守る必要がある」
ということをすまなさそうに、でも毅然と決然として話してくれたこともあります。

私は、生まれたときから、「商売人」の父とそれをじっと支える母を見て育ったこともあり、命を懸けて守り成長させるべく事業や会社に対する意気込みと真剣さを肌身でずっと感じて育ってきました。だから、普段の生活も結構地味で、大きな買い物をしない家族でした。

そんなこんなで、父と母が会社の事業に人生懸けて早50年。
今でも元気にやってます。

そして二代目の兄も、今や副社長として会社経営に加わり、会社も大きく成長を遂げています。
2019年の大阪府内の経審受審企業(建築)評価ランキングでは、大手有名企業が並ぶ中、中小企業である父の会社が1,388社中21位にランクインし、優良企業としての道を着実に歩んでいるようです(2019年10月21日建通新聞社日刊)。
(注:経審受審企業(建築)評価ランキングとは、建通新聞社集計による主工種別評点Wと言われるランキングで、社会福祉、建設業年数、法令順守含む様々な9項目を点数化し算出したもの)

そんな中、大阪の宗右衛門町の「ホテルビスタ大阪 なんば」のホテルプロジェクトが完成したことを知り、これまでの道のりを共に歩んできた父と母への深い尊敬と感謝に溢れました。

常に時代を先読み、国・顧客・社員・関係者を【支える】ための事業にこだわり続け、色んな事にチャレンジしてきた父と母の軌跡の一つがここに在るのかもしれません。

「ホテルビスタ大阪 なんば」
いよいよ、2月27日(木)に正式オープンします。

ホテルビスタ大阪[なんば]【公式】
ホテルは大阪メトロ堺筋線日本橋駅より徒歩4分。ミナミ「道頓堀」へも徒歩1分。水回り3点独立型を導入した機能的な客室。

大阪近辺にお越しの際は、ぜひお立ち寄りください!
どうぞよろしくお願いします。

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